揺り戻し
なんとか依頼メールのOKの返事をもらう。ありがたいことに、近況を気遣ってくれる文章が添えられていた。
ところで、その後ちょっとしたことに気づく。これは前のバイト先から電話をもらったときもそうだった。
その時は気づかないが、後から潮がゆっくり満ちてくるように、変な違和感が襲ってくるのだ。淋しさと言うよりは、虚脱感に似ている。それで慌てて、環境がもうすっかり変わってしまっていることを思い出し、自分にも何回か言い聞かせる。もう戻れないのだからそんな虚脱感に驚いてる場合じゃない、と。
まあ、環境が変わると(知人が亡くなったりとか)、誰にでもこういうことはよくあるのだと思う。なので、いちいち書くほどでもないのだけれど、慣れてしまうと、こういう瞬間を見逃してしまい、なぜかやたら疲れているということもあると思ったからだ。理屈では忘れるが感覚だけ残っていて、それが正体不明であるだけに、戸惑いを隠せない。
どこかで見た風景。
特に思い入れはない。
さておき、まだまだ肌寒い日が続きますね。ご自愛専一に願います。
おやすみなさい。