遺品の整理

などを母がしている。祖母が家族の写真をいろいろしまっていたらしく、こんな頃があったんだねと白黒写真を見ながら言っている。

お葬式からはや一週間が経過する。祖母は亡くなる数年前、荷物の処分などを自分でやっており持ち物もだいぶん少なくしていた。それでも最後まで捨てられずにいたものは割と多く残っている。自分で仕立てた着物、下着や趣味の品などなど。


一昨日、荒井由美ひこうき雲を聴く機会があった。歌詞には「誰も気づかずただ一人あの子はのぼってゆく」とあり、その部分で祖母が亡くなったとことを初めて意識した。亡くなるときは一人だ。朝に一人でふっと行ってしまったような気がした。



f:id:kakushisetutoshokan:20160727235253j:plain

荒井由美ひこうき雲は作曲の際にインスパイアされた曲があるらしく、それを最近知った。プロコル・ハルムというグループの青い影という曲らしい。でもオルガンの雰囲気は似ており、それがなんとなく不思議な荘厳さを音楽に湛えている気がする。荘厳なんだけど重たくならずライトだ。新手の挽歌か鎮魂歌みたいに。ただ、ひこうき雲のそれ以上に、プロコル・ハルムの歌詞は意味内容がよくわからない。