「善きもの」
この前シロウト向けの哲学書をパラパラとめくっていると、この言葉が。
なんか見覚えのある言葉、と思っていると、『思い出のマーニー』に出てくる「善きものを掴め」という言葉に突き当たる。しかも内容もぴったり合致するのではないか、と。
それは、自身の誕生(するに至った歴史的経緯)に目を向けよ、という文脈であり、そのことによって自身をより深く理解することができるというところ。噫、『マーニー』のストーリーまんまやないの。まあ、作者は大学出のお方やろうから、あの御大を知ってても不思議はないわね。
いませせこましくやっていることを終えたら、あの人たちとの関係は終わったと言ってもいいのだろうなと思う(仕事のことではない)。
引越しの荷造りをしていたときのようだ。関係を終わらせるのはけっこうアレだ。一つ一つの作業だ。そして私がいなくなっても、何の問題も生じないだろう。そういうことは何回か経験した。最初は悔しかったし、悲しかったが、いてもいなくても同じであったこと、そしてそれでいいのだということが徐々に知れる。別に不仲というのではない。代わりは待っていれば来るだろうし、大丈夫だ。
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なんか変な事を書いたが、明日は大掃除の残りをやる予定。