ちまた、ちまたを歩むとも
ちまた、ちまたに散らばへる
秋の光をいかにせむ
たそがれどきのさしぐめる
我が愁をばいかにせむ
捨身に思ふ我が身こそ
びいどろ造りと成りてまし
うすき女の移り香も
今朝の野分に吹き散りて
水は涼しく流れたり
薄荷に似たるうす涙
「秋日行語」萩原朔太郎
☆
ここぞとばかりに、秋の詩を探してる。
散歩するのが好きな方のよう。
ちまた、ちまたに散らばへる
秋の光をいかにせむ
たそがれどきのさしぐめる
我が愁をばいかにせむ
捨身に思ふ我が身こそ
びいどろ造りと成りてまし
うすき女の移り香も
今朝の野分に吹き散りて
水は涼しく流れたり
薄荷に似たるうす涙
「秋日行語」萩原朔太郎
☆
ここぞとばかりに、秋の詩を探してる。
散歩するのが好きな方のよう。