久しぶりに/レトルト

柊あおい先生の漫画を考えていた。


少女漫画のなかで、オクテな女の子が男の子に告白する目前で

「(やっぱり)告白なんてできないっ」

みたいなことを顔を真っ赤にして(片手はほっぺに)思いながら、でも勢いあまって告白していくみたいなプロセス、個人的に大人になってから汎用性が高いと認識。


勇気が要ることをやるとき、この女の子の顔とセリフと勢い余って発言する、という一連のコマ画像を脳内ループさせている。


例えば告白じゃなくても。プレゼンとか演奏会とか、なんか大それたことをやらなきゃならんとき。

だいたい目前になって初めてコトの大きさに気づいてわたわたするとき。


マア柊先生の漫画じゃなくてもなんでもいいのだけど。登場するいたってフツーのオクテな女の子の、真正面から当たっていくみたいなプロセスがちゃんと描かれてあっていい。

なんというか、そのサマの観察眼というか洞察の、平凡な女の子のじたばたをよく見ているところ、カッコイイ。

だれだってじたばたを一人で引き受けなきゃいけないことあるもんね。


そういえば同漫画内で、ある女の子のトラブルを他の男の子がなんとかしようとしたとき、

「これは私の問題よ…」

というセリフを女の子がちょっと怒り気味に男の子に伝えるところもシビれる。



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レトルト。オランダ語とのこと。