ポスティング

数年前にチラシというかビラというかフライヤーだかのポスティングのバイトというかヘルプをしたことがある。


やることは至って簡単で決められた地区内のポストに投函すれば終わり、というものだった。


監視する人もいなかったので、自転車の前かごに配布物を大量に入れて、iPodの音楽を聴きながら地区内をウロウロしていた。


スティングをしてみて初めてわかったのだけど、投函しやすいポストとそうでないポストがある。


投函しやすいのは、マンションやアパートの一階にあるポスト群で、そうでないのは入り組んだ住宅地のポストだ。


一応、地区内の民家すべて、という建て前なので、サボるわけにも行かず、ポスティングを頼んできた知り合いの面子もあったので真面目にぼつぼつ入れていた。


ところが、困るのはどこにポストがあるか分からない場合だ。民家は計画性もなく密集しており、地区を網羅して回ることはものすごいハードワーク。

あるいは、表札があってもポストがない、ポストがあっても住んでいる人の気配がない、狂犬が吠えたくってポストまで辿り着けない、ということもあった。


こんな具合だったので、終わる頃にはけっこうヘトヘトに。


2、3回しかポスティングしなかったのだけど、このときから民家を通るときはポストをまず探すようになってしまった。

そして、これはポスティングしやすいポストだな、あそこはポスティングしにくいな、とか今でも思っていたりするのだった。



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こういう道などを通るとき、ポストをチェックするという変なクセ。



おやすみなさい