続ぐびぐび

みなさん、こんばんは。

昨日一昨日と、出かけていたのでその続きというか、まだ書き足りない部分を。


泊まった宿について。
今回泊まったところは、ゲストハウス。安くて(¥2,160) 行くところに近かったのでそこに。
ゲストハウスにはコタツスペースやキッチン、シャワールームなど共有スペースがあるけど、ここの宿は、読書というか勉強スペースが(コタツスペースとは別に)ある。


この勉強スペースが個人的にいい感じ。


読書用の渋いソファーがあり、現代文学全集が並んだ本棚もある。お茶やコーヒーも自由に飲めるようになっているし、スタッフの人が静かめのジャズをスピーカーで流してくれるので、良い。

あと、シャワー浴びた後であろう、すっぴんのお姉さんや外国の女性がパソコンをカシャカシャやってる感じも、良い。


何時でも使っていいということなので、夜に飲みに行かない自分のような人間にとってはありがたい。 (当たり前かもしれないけど、監視カメラは付いてある)


長々と書いてしまったが、そこで昨日、一昨日と本を読んでいた。

古本屋に行った際に店主が勧めてくれた本をそこで買わずに(!)、図書館で借りてきた本を。 


その本が、めずらしく”感慨深い”というような類のものだった。

なんというか、一行読むたびに本を閉じてお茶を飲みながら沈思黙考してしまうものだったからだ。

個人的な体験を思い出して、本文に書かれてあることと混ぜ合わせながら、ゆっくりゆっくり時間をかけて吟味していくといった感じ。


つまり、今までの自分の来し方をアレコレと思い巡らせてみたいという勢いを読み手になぜか与えてくれたのだ。そういう思いを持つことってそんなにないように思う。



読書体験という言葉があるけど、もしかしたら、スペースの雰囲気と自分のコンディションその他もろもろがちょうど良かったのかもしれない。わりといい読書体験ができたように思う。



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本を読んでいたスペース。朝誰もいないときに撮った(ちなみにそのとき監視カメラの存在に気づいた)。
夜になると、これまた雰囲気が変わる。



チェックアウト時に夜はいかがでしたか、とスタッフ(なぜかみんなリクルートスーツを着衣している)の一人に聞かれたので、快適でしたと答えた。わりと本心だ。(この筋肉痛さえなければ。宿のせいではないけど)


こんな感じで、帰ってきてからもあのスペースやそこでの読書体験をぼんやり思い出しては楽しんでいる。



まあ今夜はこんな感じで。



おやすみなさい。ごきげんよう。